THE INTERVIEWS

むうう、これはまた、難しい質問ですね。
「ライターの魅力」とは何ぞや?というところから考えないといけません。

つらつら考えてみましたが、「ライターの魅力」とは自分にとっては、
二つの点に収まりそうです。

まず、ひとつめ。
「何かの役に立てること」。

結局どんな仕事でもそうなんでしょうが、

「人のためになる」
「人に喜んでもらえる」
「人からありがとうと言ってもらえる」

こういう対価を得られるのが、自分にとってのライターという仕事の魅力なのだと思います。

自分の成果物である文章が、何かの役に立っている、ということは
すごく誇らしいことではないでしょうか。

それは例えば、僕の書いた文章がきっかけで、ある商品が売れたということでもいいし、
あるお店に訪問客が増えた、ということでもいいし、
今まで知られていなかったことがわかるようになった、ということでもいい。

もっと言えば、僕が書いた文章を読んで、ある人が笑ってくれた、元気になった。
それだけでも僕は、とっても嬉しいし、誇るべきことだと思います。

次に、ふたつめ。
自分の文章をもっと読みたいと思う人が、出てくる(かもしれない)こと。

僕が尊敬し、憧れるライターさんは何人もいらっしゃいますが、
皆さん書いているジャンルも違えば、文体も異なるし、訴え方や表現手法も異なります。
でも、共通して言えるのは、僕はその人たちの書く文章がとても好きであり、もっといっぱいその人たちの文章を、読みたいということです。

たぶん、ライターという職業は、本来はあまり必要とされていない仕事なんだと思います。
だって、文章を書くことは、ごく一般的な国語教育を受けた人なら、
誰でもできることだから。

そんな「誰でもできること」の中に、その人なりの付加価値を与えることで、
「この人が書いた文章を、もっと読みたい」と、そういう風に思わせることが、
ライターという職業の腕の見せ所なのではないでしょうか。
僕も、そういうライターになれたらいいな、と願っています。

……回りくどくなってしまいましたが、ここで本来の質問への、回答。

ライターの魅力を色で例えるならば、それは、「灰色」です。

どうしてかって?
それは、いくらイメージしても特定の色が出てこなかったからです。
結局ライターって、「こうあるべき」という姿は定まっていないと思うんです。

「自分が書きたいもの、表現したいもの」をどれだけ、
「読者が喜んでくれるもの」「読者がもっと読みたいと思うもの」に
近づけることができるか。

それは、書く人それぞれで異なってくるはずです。
すごく、混沌としているもの。
だから、灰色。

逆に言えば、混沌とした灰色の中から、
新しい何かの色を生み出すことができるのが、
ライターの魅力なのかもしれません。
不死鳥は、灰の中からこそ蘇る、とも申しますしね。
(いや、別に自分の書いた文章が不死鳥だとか言ってるわけじゃないですが)

……すごくあいまいな答えになってしまいましたが、これでよろしいでしょうか?

2011-09-06 15:43:30