はぁくんの断崖絶壁今何処 Ver.THE INTERVIEWS
国会答弁よりは真面目に自分で考えて答えます。
はぁくん:
1980年07月26日生まれ、31歳。
沖縄県出身。
現在は大阪府を拠点に、心理職として活動中。
全体の奉仕者に所属。
沖縄→大阪の堕天使(猫).一応心理士。趣味(Drum,Darts).V系,Gackt,RAD,アジカン,イエモン,黒沢健一.アニメ(ガンダム,エヴァ,エウレカ,荒川,ぼくらの,マクロス等),デジオタ,絡むと尻尾振ります.ちなみにIQ=156↑.SkypeもfacebookもPS3もID= cutiecyberです。
「バレンタインなんて西洋のイベントに踊らされて軟弱者!」と言ってしまったせいで,チョコレートの代わりにアンコレートと称して市販の「つぶあん」と「こしあん」を1kgずつ渡されてしまったことですかね。マヨチュチュの代わりにアンコチュッチュしたことは禁則事項です。
2012-02-13 00:29:48
少し前のことだ。
僕は大学の4回生で,卒業論文の執筆に邁進していた。
邁進と言うと今時珍しい,学究の徒として大学に通っていたと思うかもしれないが
要は,提出期限も差し迫り,崖っぷちに立たされて訳である。
そんなことは,今回の話と特に関係がないのだが
周辺領域の情報として提供しておこうと思ったので記載しておくことにする。
まぁ,そんなこんなで僕は大学に明け方まで残り,データの解析や図表の作成など
自分の卒業のためとは言え,苦行以外の何者でもない作業を延々と続けていた。
一度,君達もあの共分散構造分析などという発声するだけで噛みそうな統計をやってみると
当時の僕の気持ちが分かると思う。
いや,話がずれてしまった。本題に戻そう。
僕の当時のマンションは1K,10畳という平凡なものだったが,大学から近く
アクセスが良いという理由で結局学生の間ずっとお世話になっていた。
毎朝,自宅に寝に帰るだけの毎日,それが何日続いただろう。
当初は,研究の所為で疲れが溜まっていると思っていた。
どうも,学校に行く前に見る見慣れた家の中身と
帰って来た時の家の中が違う気がするのだ。
違うとはいっても,例えば何か大金が盗まれているとかではなく
あったはずのタバコの吸殻がゴミ箱に入っているとか
レトルトの食材が少し減った気がするとか
その程度の事で,最初は気にもとめていなかった。
そんな時だ。
近所のマンションでストーカー被害があった。
被害者は女性で,相手は以前交際していた男性。
合鍵を使って,女性のいない間にマンションに侵入し
ストーキング行為を繰り返していたらしい。
身震いがした。
ストーカーをされるような覚えはないが
一方的に何か逆恨みされるようなことはあるのかもしれない。
もしかして,“僕の家にも誰か侵入しているのではないか”と疑ってしまうと
簡単に其の考えを振り払うことは出来なかった。
事実,家の中の物が減ったり,妙に片付いたりしていると感じる回数は増えており
ますます,疑惑は募った。
警察にも相談に行ったが,確固とした証拠がない限り立件することは難しいと
如何にもな返事をするだけで,あまり相手にしてもらえる様子ではなかった。
だったら,やってやろうじゃないか。僕の手でストーカーの証拠を見つけてやる。
僕は友人に頼み,HDハンディカムを借りてきて
部屋の隅から一日中録画しておくことに決めた。
録画は最長で12時間可能なため,夜中に大学に出る前にセットし
明日の午前中に確認することにした。
午前8時
僕は自宅の前にいた。
自分の部屋に入るのに今日ほど緊張したことはない。
意を決して部屋に入り,録画したビデオを再生し始めた。
深夜の内は特に何事なく過ぎ
なんだ,やっぱりストーカーなんていないのかな
と安心し始めた矢先
一人の女性が玄関からそっと入ってきた。
背筋が凍り,思わず手を口に添える。
女は,30代前半といった印象だが
長い髪をダラりと伸ばし,恐らく化粧っ気もなく
薄ら笑いを浮かべながら歩いている。
そう,何かの映画で見た井戸の中から出てくる女性そっくりなのだ。
ビデオカメラには全く気づいていない様子で
部屋を舐め回すように眺めたり
飲み掛けのペットボトルを口に含んだり
僕の布団の匂いを嗅いだりしていた。
「うわぁ。気持ち悪い」
僕はこれ以上の言葉を発することも出来ずに
ただ画面に釘付けになっていた。
一通り部屋を物色すると,女は僕のクローゼットをそっと開け
中を確認する様子で奥に体を入れ扉を閉めた。
概ねクローゼットなどはプライバシーの塊で
僕のそれもまた然りであったし
僕は気持ち悪さを通り越して,意識が遠のいていくのを感じた。
それから女がクローゼットから出る気配もなく
15分くらいの時間が経っただろうか
再び玄関の扉が開き
玄関から緊張した面持ちの僕が現れた。
その刹那,後ろの方でクローゼットの開く微かな音が聞こえた。
僕は大学の4回生で,卒業論文の執筆に邁進していた。
邁進と言うと今時珍しい,学究の徒として大学に通っていたと思うかもしれないが
要は,提出期限も差し迫り,崖っぷちに立たされて訳である。
そんなことは,今回の話と特に関係がないのだが
周辺領域の情報として提供しておこうと思ったので記載しておくことにする。
まぁ,そんなこんなで僕は大学に明け方まで残り,データの解析や図表の作成など
自分の卒業のためとは言え,苦行以外の何者でもない作業を延々と続けていた。
一度,君達もあの共分散構造分析などという発声するだけで噛みそうな統計をやってみると
当時の僕の気持ちが分かると思う。
いや,話がずれてしまった。本題に戻そう。
僕の当時のマンションは1K,10畳という平凡なものだったが,大学から近く
アクセスが良いという理由で結局学生の間ずっとお世話になっていた。
毎朝,自宅に寝に帰るだけの毎日,それが何日続いただろう。
当初は,研究の所為で疲れが溜まっていると思っていた。
どうも,学校に行く前に見る見慣れた家の中身と
帰って来た時の家の中が違う気がするのだ。
違うとはいっても,例えば何か大金が盗まれているとかではなく
あったはずのタバコの吸殻がゴミ箱に入っているとか
レトルトの食材が少し減った気がするとか
その程度の事で,最初は気にもとめていなかった。
そんな時だ。
近所のマンションでストーカー被害があった。
被害者は女性で,相手は以前交際していた男性。
合鍵を使って,女性のいない間にマンションに侵入し
ストーキング行為を繰り返していたらしい。
身震いがした。
ストーカーをされるような覚えはないが
一方的に何か逆恨みされるようなことはあるのかもしれない。
もしかして,“僕の家にも誰か侵入しているのではないか”と疑ってしまうと
簡単に其の考えを振り払うことは出来なかった。
事実,家の中の物が減ったり,妙に片付いたりしていると感じる回数は増えており
ますます,疑惑は募った。
警察にも相談に行ったが,確固とした証拠がない限り立件することは難しいと
如何にもな返事をするだけで,あまり相手にしてもらえる様子ではなかった。
だったら,やってやろうじゃないか。僕の手でストーカーの証拠を見つけてやる。
僕は友人に頼み,HDハンディカムを借りてきて
部屋の隅から一日中録画しておくことに決めた。
録画は最長で12時間可能なため,夜中に大学に出る前にセットし
明日の午前中に確認することにした。
午前8時
僕は自宅の前にいた。
自分の部屋に入るのに今日ほど緊張したことはない。
意を決して部屋に入り,録画したビデオを再生し始めた。
深夜の内は特に何事なく過ぎ
なんだ,やっぱりストーカーなんていないのかな
と安心し始めた矢先
一人の女性が玄関からそっと入ってきた。
背筋が凍り,思わず手を口に添える。
女は,30代前半といった印象だが
長い髪をダラりと伸ばし,恐らく化粧っ気もなく
薄ら笑いを浮かべながら歩いている。
そう,何かの映画で見た井戸の中から出てくる女性そっくりなのだ。
ビデオカメラには全く気づいていない様子で
部屋を舐め回すように眺めたり
飲み掛けのペットボトルを口に含んだり
僕の布団の匂いを嗅いだりしていた。
「うわぁ。気持ち悪い」
僕はこれ以上の言葉を発することも出来ずに
ただ画面に釘付けになっていた。
一通り部屋を物色すると,女は僕のクローゼットをそっと開け
中を確認する様子で奥に体を入れ扉を閉めた。
概ねクローゼットなどはプライバシーの塊で
僕のそれもまた然りであったし
僕は気持ち悪さを通り越して,意識が遠のいていくのを感じた。
それから女がクローゼットから出る気配もなく
15分くらいの時間が経っただろうか
再び玄関の扉が開き
玄関から緊張した面持ちの僕が現れた。
その刹那,後ろの方でクローゼットの開く微かな音が聞こえた。
2012-02-13 00:23:25
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