仕事ですかー、そうですね。元々は16歳くらいの時にインターネットを本格的に始めたんですね。姉がたまたま大学で、ホームページを作るという授業を受けていて、家でも作っていたんですよ。それを見て、あ、簡単に作れるかなと思って作ったのがはじめですね。最初に作ったサイトは、たしかハイパーアバンギャルドという友達がやっていたバンドのホームページですね。すごいひどい出来だったのが覚えています。そして、そのあと呪いのサイトというのをやってみたんです。これは何かというと、見たら10人に教えないと呪われるというジョークサイトですね。よくある不幸の手紙みたいなもんです。もちろん悪質な感じじゃなくて、どうみても冗談だと思えるようなサイトだったんですが、そこに呪いの掲示板というのをおいておいたんですね。そしたらだんだんと人を呪いたい人が大量に集まってきて、怖い感じの掲示板になってしまったんです。ある日、霊能力者を名乗る人から「この掲示板は悪い気が集まっているので消したほうがいいですよ」と言われて消しました。正直、霊能力者じゃなくても、悪い気は集まっていることはわかっていたのですけどね。そして、他にも適当なサイトを作ってきたんですが、転機になったのは19歳の時に、「ミルクカフェ」というサービスを作ったことです。これは何かというと、ちょうど2ちゃんねるが流行り始めていて、同じようなものをやりたいなあ、と思ってはじめた、大学受験生向けの匿名掲示板サイトです。当時、2ちゃんねるを運営していた西村博之さんが、JBBSという2ちゃんねる系のレンタル掲示板を始めていてですね、それを使って立ち上げました。最初は、お茶の水ゼミナール掲示板という、僕の通っていた予備校の掲示板を作って、そこから3大予備校、いわゆる、代々木ゼミナール、河合塾、駿台予備校の3掲示板を作ったんです。最初は宣伝してみたんですが、なかなか流行らなかったのですね。予備校ごとの掲示板なんて流行らないよ、と言われたりしていました。そうかなあ、と思って2,3ヶ月放置してたんですが、ある日「浪人予備校」という予備校生がたくさん集まる掲示板で紹介されて、そっから代々木ゼミナール掲示板が流行り始めたんです。ああ、これは結構来るなーと思っていろいろ手をかけていくうちに、サイト全体が盛り上がったという感じですね。当時、浪人生だったので、勉強しろよ、という感じだったんですが(笑)、むしろそのミルクカフェというサイトを始めたことによって、大学受験についてのいろいろな情報を手に入れることができて合格することができたんです。そして、僕はそこで「ああ、世の中っていうのは情報があると能力がなくてもうまくいくんだな」ということと、「自分が作った場で、みんなが情報を投稿してくれるのはすごく楽しい」と思ったんですね。そこからはどっぷりと、いろいろな人が投稿してくれるようなサイトを作っていった、という感じです。jBBSというサイトは、その後、したらばJBBSというサービスになるんですが、なぜかそこの社長をやらせていただくという縁もありました。したらばJBBSは前述の通り、レンタル掲示板なですが、ここではいろいろなことを勉強しましたね。当時、学生だった僕は全然ビジネス能力がなく、やってもやっても稼ぐことができなかったので、その後売却しちゃったのですが、そこでの反省点をなんとかしようと思って入ったのが株式会社リクルートというところです。リクルートは基本的には情報誌を作ったりしている会社なのですが、インターネットに対応しないといけないという焦りがあって、僕みたいなインターネットどっぷりの人間を使って、新規事業をいろいろやろうとしてたんです。ネット系の新規事業をリクルートで3年ほどやったことは、今の仕事にとっても非常に役に立っていますね。残念ながら、リクルート時代ではさほどうまくいかなかったのですが・・・。今やっている、nanapiというサイトもそのまんまで、みんなが持っているノウハウとか、やり方を投稿して共有できるサイトなんです。このサイトの運営が今の仕事の大部分なんですが、僕のやってきたこととの集大成となればいいなあ、と思っていたりします。
2011-08-26 11:42:30
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