THE INTERVIEWS

むずかしい質問ですねー。私は評論家ではないので将来予測はできません。おそらく誰が分析や予測をしてもたぶん当たらないと思っています。それがわかれば大金持ちになっているかもw

既存の出版社と言っても、ほんとうに多種多様です。世の中の動きに敏感で、ものすごく勉強や努力をしている人も知っていますが、今までの実績や既得権にあぐらをかいて、新参者をつぶすことだけを考えている人もいます。ただ、出版のようなコンテンツビジネスは何よりも人材や人脈が重要なので、そこに関してはニューカマーより既存の出版社の方に有利な部分はあると思っています。

テクノロジーは絶対に後戻りしないから、デジタル雑誌や電子書籍自体はどんどん普及していきます。その中で既存の出版社が生き残っていくには、動きの速いデジタルの流れに対応できるよう、頭をやわらかくする必要がありますね。最終形態がなんであろうとゆらぎのない内容のコンテンツを作ることとか、著作権者との関係を強固にしていくこと、そして、無理をせずに出来る範囲から新しい技術を取り入れていくことなども大切かも知れません。

質問の答えからはちょっと外れますが、デジタルのコンテンツビジネスを考えるときは、出版や音楽、映画などよりも、先行者であるゲーム業界を参考にするといろいろなものが見えてくるかも。人材の確保、制作のコストや回収の難しさ、デバイスとフォーマットの抱え込みや販売方法など、電子書籍にも通じる問題を彼らはどうクリアしようとしているのか、いろいろと参考になると思います。

2012-02-02 19:14:00